金村修の言葉 2026年2期

第一回 5月18日
プリント
写真は写っているものの情報量を引き出したほうがいいんですよ。黒く潰しちゃうとなくなっちゃうから。


第二回 5月25日
レンズ
85ミリレンズに慣れたと思ったら35ミリを使う。常に戸惑っているといいんじゃないかな。慣れないほうがいいんですよ。


第三回 2026年6月1日
並び
写真は隣にどの写真を置くか、並べ方で見え方が変わる。それが写真の醍醐味なんですよ。


金村修の言葉 2026年1期

第一回 2月16日
文章
文章も写真の一つだから。文章と写真は違うものだと思ってる人がいるけど、そうじゃないんですよ。文章と写真は同じなんです。


第二回 2月23日
制約
制約はあったほうがいいんですよ。ジョナス・メカスはストーリーのある映画を撮りたかったけど、予算や時間がなかったから、身近な友だちや家族、出会った人々を撮影して唯一無二の映画をつくったんです。


第三回 3月2日
イメージ
自分の思い通りに撮れないほうがいいんですよ。


第四回 3月9日
写真家
写真家でずるくない人なんて一人もいませんよ。


第五回 3月16日
撮影
撮りたいものがある写真って面白くないんですよ。なにがなんだかわからないものを撮ってる写真が面白いんです。


第六回 3月23日
タイトル
夢のなかでもタイトルのことを考えています。写真を撮るのは簡単だけど、タイトルをつけるのは大変なんです。


第七回 3月31日
鈴木のぞみさんによる特別講義


第八回 4月6日
撮影
技術がないのは才能ですよ。何でもかんでも撮れたら面白くないじゃないですか。


第九回 4月13日
セレクト
選ぶっていうのは場数を踏むことだから。どれを選んだっていいや、と思えるようになったらいいんですよ。これを選んだら恥ずかしいとか、自意識があるうちはダメなんです。


第十回 4月20日
作品
作品の発注元は自分なんですよ。


金村修の言葉 2025年4期

第一回 11月10日
写真
写真なんて選べれば何とかなるんですよ。


第二回 11月17日
ピント
たまにピントをマニュアルでやると面白いですよ。3mなら3mとピントを決めて撮ると、意外なところにピントが合うから。


第三回 12月1日
野村佐紀子氏による特別講義。


第四回 12月8日

太陽の光って難しいんですよ。こっちの好きなように動いてくれないから。


第五回 12月15日
画面
汚くていいんです。今の世の中何でもきれいにしちゃうじゃないですか。


第六回 12月22日
友だち
(写真は)黙って撮るんですよ。で、撮らせてくれないような人とはつきあわなくていいですよ。友だちじゃない。


第七回 12月29日
写真
いい写真ってたいがい撮った時のことを覚えてないんですよ。


第八回 1月5日
撮る
入れ込んで撮るのってよくないですよ。地面にぴったり身体をくっつけてローアングルで撮ったり、一つの被写体を20分ぐらい見てるとか。さらっと撮ったのが1番なんです。ロバート・フランクがそんなに粘って撮ってると思えないじゃないですか。


第九回 1月12日
撮る
考えて撮ってもいいことないんですよ。頭が良ければ考えてもいいんでしょうけど、たいていそうじゃないじゃないですか。実は考えて撮るほうが楽なんです。考えないで撮るって難しいんですよ。


第十回 1月19日
カメラ
軽いカメラで撮ると作品が軽くなるからいいんですよ。スティーブン・ショアも軽いカメラ(ローライ35)で撮った『American surfaces』は軽くてよかったですね。


金村修の言葉 2025年3期

第一回 7月28日
痕跡
人がいない写真のほうが人間を感じる時があるんですよ。そこに人の痕跡があれば。


第二回 8月4日
被写体
ここにある写真に写ってるものって、基本的につまらないものばっかりじゃないですか。それがいいんですよ。見た目が面白いものって、写真に撮ると全然面白くないから。


第三回 8月18日
いい写真
いい写真ってたまに笑うしかない時ってあるじゃないですか。爽快って言うか。言語化できない時の「なんかいい」って、もう笑うしかないから。


第四回 8月25日
日常写真
日常生活を写すといいですよ。撮っておけば何かに使えるし。春日(昌昭)さんの1964年の東京の写真、いま見て面白いのは、フリードランダーみたいな撮り方も面白いけど、やっぱり写ってるものが面白いんですよ。


第五回 9月1日
額装
自分から額装をしようと思ったのは、最初にニコンサロンでやった展示くらい。あんまりやったことはないんですよ。何かが失われるような気がして。それから額装せずに張りっぱなしで四段で展示するようになったんですけど、四段にすると観客の視線が集中しないんです。あと、たくさん写真があると、来てくれた人に喜んでもらえるんじゃないかなって


第六回 9月8日
矢野進氏による特別講義。


第七回 9月22日
カメラ
よくいるじゃない?「私が撮りました」っていう人。違いますよ。カメラが撮ってるんですよ


第八回 9月29日
ピント
写真学校に行くとね、ピント合わせろってうるさいんですよ。でもピントが合ってない写真って意外といいんですよ。


第九回 10月6日
トリミング
いい写真は半分くらいトリミングしてもいいんですよ。


第十回 10月20日
写真
写真やってる人は、どうやって自分の特色を出すかを考える人が多いんだけど、そうじゃないんですよ。「写真を見ろ」ってほうがいいんです。「私を見ろ」って写真より。

金村修の言葉 2025年2期

第一回 5月5日
場所
何度も同じ場所を撮っているのに、変わって見えることってあるんですよ。違う方向から歩いてみるとか、映画を見たあとに歩いてみると。


第二回 5月12日
わからない
わからないものが面白いんですよ。わかってるものはもう消化してるものだから。


第三回 5月19日
兼平彦太郎氏による特別講義。


第四回 5月26日
距離
撮影に詰まってくると、どんどん対象に近寄っていくんですよ。構図をまとまりやすいから。


第五回 6月2日
写真集
写真集の最初の写真は宣言みたいなもの。この写真集が、ほかの写真集とは違うんだということを示したほうがいいんですよ。


第六回 6月9日
セレクト
写真はセレクション。セレクトできる人は撮影もできるし、展示もすぐにできますよ。


第七回 6月16日
センス
作家はセンスが悪くていいんです。センスが良くて技術があったらデザイナーか、カメラマンになっちゃうから。センスが悪いっていうのは、作家にとって褒め言葉なんですよ。


第八回 6月23日
お金
作品が認められて、お金に換わるのには時間がかかるんです。すぐにお金になる人もいるけど、堕落して撮れなくなりますよ。


第九回 6月30日
カメラ
今のカメラは××(被写体)専用にすればいいんじゃない? クセがついちゃってるから。俺だってマキナで猫撮れないもん。


第十回 7月7日
場所
桑原(甲子雄)さんも荒木(経惟)さんも同じところを何度も撮ってる。毎日写真を撮りたいと思ったら、同じところを撮るしかないですよね。


金村修の言葉 2025年1期

第一回 2月10日
ピント
ピントが合ってない写真っていいんですよね。だからってしょっちゅう合ってないと困るんだけど。


第二回 2月17日
情報
画面にたくさん情報をいれるとシリアスな写真じゃなくなるんですよ。情報が多いのにシリアスな写真はめったにない。とくに文字が入るとどうしても読んでしまうんです。情報を入れるのがうまいのは桑原甲子雄さん、春日昌昭さんですね。


第三回 3月3日
28ミリ
ウィノグランドみたい。28ミリってところがマッチョじゃなくていいのかな。画角が広いから撮りに行く感じがなくなるっていうか。


第四回 3月10日
写真
説明できる写真ってつまらないじゃない?


第五回 3月17日
鈴木親さんによる特別講義


第六回 3月24日
スナップ
スナップはいい瞬間を狙って撮るんじゃなく、驚いて撮る、みたいな感じなんですよ。


第七回 3月31日

フレーミングがキッチリしてれば、看板の文字が入ってもおかしくないんですよ。


第八回 4月7日
写真
ファインダーで見た時とプリントした時は違うし、壁に張って見るとまた違って見えるんですよ。


第九回 4月14日
スナップ
スナップはバランスが悪いほうがいいんですよ。


第十回 4月21日
撮影
(撮れなくなったら)刺激を受けているといいんですよ。いい映画見たり、いい本読んだり。気持ちよくなって撮影が進んで、そのまま会社やめちゃったりするんですけどね。


金村修の言葉 2024年4期

第一回 11月18日
写真
写真に愛されてない。そういう時があるんですよ。長嶋茂雄みたいに野球の神様と両思いならいいんですけどね。


第二回 11月25日
写真家
写真家の言ってることは100%妄想なんですよ。妄想のほうが面白いし、つまんない現実撮ってもしょうがないでしょう。


第三回 12月2日
動画
動画作品は3分を目標につくるといいですよ。3分できれば5分、10分もつくれるから。


第四回 12月9日
回顧展
これだけで展示できなくても意味はあるんですよ。回顧展になれば重要な作品になるかも。作品がいいかどうかより何を考えていたかが重要になるから。


第五回 12月16日
ステートメント
心情とか要らないんですよ。事実だけを淡々と述べれば。それこそ写真ですよ。写真に形容詞は要らない。


第六回 12月23日
順路
物語がないんだったら、ここから見てくれっていう必要はないんじゃない?


第七回 12月30日
コラボ
行き詰まってきたらジャンルが違う人とやるといいですよ。それもぜんぜんタイプの違う違う人と。


第八回 1月6日
方向性
写真をどう構成するかで作品の方向性が決まる。いろんな可能性があるから、一つずつ潰していかないと。


第九回 1月13日
竹内万里子さんによる特別講義


第十回 1月20日
締切
作品が揃ってきたらまず展示の日程を決めるんですよ。締切があるとここでやめようって思い切れるから。


金村修の言葉 2024年3期

第一回 8月26日
写真を見る
(自分の写真を)毎日5分だけ見るんですよ。長く見ないで少しだけ。自分と写真の距離が重要だから。自分の写真好きだなーと思って見てると選べないんですよ。


第二回 9月2日
写真
写真は「止まってる」ってイメージで見てるけど、実は動いているから。


第三回 9月9日
タイトル
夢の中で良いタイトルを思いつくんです。「よし、これだ!」と思うんだけど、起きたら忘れてるんですよ。


第四回 9月16日
展示
展示してみないとわからないことってあるんですよ。最初にニコンサロンで展示した時に額装したんだけど、合わないなと思って、それから貼りっぱなしにしたんです。


第五回 9月23日
展示
撮った写真は1年毎に区切って展示するんですよ。そうしないと写真がありすぎて選べなくなるから。


第六回 9月30日
長島有里枝さんによる特別講義


第七回 10月7日
影響
誰からも影響を受けていないっていうのは弱いんですよ。それって自分の根本みたいなもんだから。


第八回 10月14日
展示
展示考えてみれば? 空間の中で写真を見たほうが冷静に見られるっていうか、見え方が変わる。展示をしてみないと本当にいい写真かどうかわからないんですよ。


第九回 10月21日
カメラ
カメラはカバンから出さなければ重いだけだから。


第十回 10月28日
コンセプト
コンセプトはシンプルなほうがいいんですよ。河原温みたいに。


金村修の言葉 2024年2期

第一回 5月13日
展示と撮影
ある程度写真がたまってきたら、展示を想定しながら撮るといいですよ。セレクトが変わってきます。


第二回 5月20日
ポートレート
カメラを手にした瞬間に撮る練習をするんですよ。じーっと見てると相手が警戒するから。ポートレートは観察しすぎるとダメなんです。


第三回 5月27日
写真
主観性がないところがいいかな。表現意欲がないっていうか。淡々としてる。記録に近いよね。


第四回 6月3日
タイトル
タイトルは重要。写真学校で一年かけて教えてもいいくらいですよ。


第五回 6月10日
焦点
この写真なんか焦点がはっきりしないところが面白いっていうか。何を見てんだろうと思う。ちょっと怖いよね。


第六回 6月17日
カメラ
新しいことやりたいならカメラを変えるんですよ。道具と出合うって重要なんです。


第七回 7月8日
レンズ
レンズは標準が1本あれば十分なんですよ。交換レンズはね、スポンサーが来るときに見せるものなんです。


第八回 7月15日
原美樹子さんによる特別講義


第九回 7月22日
曲線
画面にぐにゃぐにゃした曲線が入って来ているのはいいですね。有機的になるから。


第十回 7月29日
良い写真
20枚くらい良い写真があれば40枚選ぶことはできますよ。40枚全部が良い写真じゃなくてもいいんだから。


金村修の言葉 2024年1期

第一回 1月22日
ワークショップ
写真は単語。このワークショップで学んでほしいのは文法です。


第二回 1月29日
撮影
犬のマーキングみたいなもんですよ。同じところ毎回撮ってて飽きないんだから、写真家は。


第三回 2月5日
距離
自分と写真がくっついちゃうと作品になりづらいんですよ。


第四回 2月12日
視線
作品は人に見せることが必要なんですよ。他人の視線がないと思想は生まれないから。


第五回 2月19日
説明
説明的に撮ると弱くなるんですよ。写真は現実を写すから。


第六回 2月26日

量を展示したほうがいいですよ。たくさん出して表現できる写真ってあるから。やりたいことが明確になるっていうのかな。あとから誰かに絞ってもらってもいいし。どっちも自分でできると一番いいんだけと。


第七回 3月4日
Marco Mazziさんによる特別講義


第八回 3月11日
人生
写真家は自分だけじゃなく、撮った相手の人生までついてきちゃうんですよ。


第九回 3月18日
見方
「自由に作品を見てほしい」っていう作家がいるけど、最初から自由というのは弱いんですよ。


第十回 3月25日
写真集
いい写真ばかり並べたらいい写真集ができるかっていうとそうじゃない。それって音楽でいうとベスト盤みたいなもの。ベスト盤で面白くないじゃない?