金村修の言葉 2022年3期

第一回 7月25日
健康
写真は健康にいいですよ。朝8時に寝てたけど、写真を始めて朝8時に起きるようになったんです。体調がよくなりましたね。


第二回 8月1日
アンチ・エモーション
音楽でいえばリズムセクションがしっかりしてる。だからエモーショナルな感じがしないんですよ。


第三回 8月8日
展示
一つの展示でできるのは一つのことだけなんですよ。


第四回 8月15日
エフェクト
楽器でもエフェクトかけるやつってだいたい下手なんですよ。エフェクトかけていいものは、かけなくても面白いものなんです。


第五回 8月22日
人間
自己表現してない写真っていいですよね。人間もいないし。人間がいない風景って美しいですよ。


第六回 8月29日
遺作
たまには展示で失敗したっていいんですよ。遺作で失敗しなければいいんです。


第七回 9月5日
作品
作品は自分でコントロールできるものじゃないんです。できちゃったものなんです。コントロールできるものよりも、できちゃったもののほうが面白いんですよ。


第八回 9月12日
梅津元さんによる特別講義


第九回 9月19日
友だち
友だち? いないですよ。友だちつくると作品つくらなくなるじゃないですか。


第十回 9月26日
こだわり
こだわりってあったほうがいいですよ。ヨーゼフ・ボイスはフェルトと脂肪にこだわってたんだけど、本人いわく、第二次世界大戦中にドイツ空軍のパイロットだったときに撃墜されて、フェルトと脂肪のおかげで助かったと。そういう何かがあると作品が面白くなるんです。