第一回 7月24日
写真
下手な写真ってたくさん撮らないと出てこないんですよ。
第二回 7月31日
ピント
ピントって悩みますよね。ここに合わせるか、そこに合わせるかで。私がパンフォーカスにしてるのはピントを考えるのが大変だから。
第三回 8月7日
カメラ
カメラ持って鏡に映してみた? ダメだよ、似合ってるカメラじゃないと。
第四回 8月14日
場所
この場所どこだろう? っていう写真ですよね。具体的な地名が知りたいとは思わない。郷土愛がないところがいいんですよ。
第五回 8月21日
被写体
くだらないものが写った写真をプリントすると、自分ってほんとにくだらないんだなと思うんだよね。でもなぜかくだらないものを撮りたくなるんですよ。
第六回 8月28日
宇田川直寛さんによる特別講義
第七回 9月4日
文章
作品になる時ってこれで文章が書けると思ったときかな。
第八回 9月11日
撮影場所
『挑発する写真史』の表紙、あれ町屋なんですよ。町屋にこんなベレニス・アボットみたいな場所があるのか、みたいな。たしか京成線の高架下だと思います。
第九回 9月18日
場所
自分が生活している場で撮影すると強いんですよ。誰もその場所を知らないし。それがあって都会の写真があると良いんですよ。自分の核みたいなものがあって都会を撮ると人とは違う写真になるんですよ。
第十回 9月25日
場所
日本の都市を説明している写真じゃないんだから、ボーダレスでいいと思う。桑原甲子雄さんの『夢の町』は東京を撮ってるんだけど、昔の東京で今の東京じゃない。桑原さんの町なんですよ。時間も場所も関係ないんです。