金村修の言葉 2022年4期

第一回 11月7日
写真
写真1枚は言葉でいうと単語だけ。赤ん坊の言葉と同じでそれだけじゃ意味をなさない。それをつなげる文法が必要。言いたいことがないっていうのだって1つの文法なんですよ。


第二回 11月14日
タイトル
タイトルをつけるときに考えてること? 鑑賞者を混乱させようってことですね。


第三回 11月21日
撮影
最初の頃はとくにそうなんだけど、写真ってサボると撮れなくなるんですよ。


第四回 11月28日
視覚
メッセージをどうやって視覚的に表現するかが重要。読んで理解する、ではなく、見て感じる。フルクサスはそれをやってた。


第五回 12月5日
三田村光土里さんによる特別講義


第六回 12月12日
写真の順序
写真を並べるのは連想ゲームのようなものなんですよ。連想ゲームには秩序がないから。


第七回 12月19日
写真
(写真を見て)世の中ってこんなにわからないものがあるんだ。わからないから意味があるのかなとか考えるわけですよ。暗号ですよ。なんの暗号かわからないけど。


第八回 12月26日
被写体
写真なんて撮りにいくまで何が撮れるかわからないからね。


第九回 1月9日
展示
展示を写真に撮るって大事なんですよ。写真は実際の展示よりも面白く撮れたりするから。


第十回 1月16日
意味
意味を与えたくないってことは、毎回違うことを言うってこと。意味を撹乱するんですよ。