金村修の言葉 2021年4期

第一回 11月29日
カメラ
重いカメラを使えば使うほど写真が重くなってくるんですよ。


第二回 12月6日
被写体
同じようなものが続いてもいいんですよ。まったく同じものはないんです。同じ瞬間はないんですから。


第三回 12月13日
動画
フレームすること。現実から区切ること。そこから映画が始まるんですよ。


第四回 12月20日
インスピレーション
(ウォルフガング・)ティルマンスを日本で真似る人はたいてい失敗するんですよ。情感を出しちゃうから。写真と写真の“間”は情感を出すためじゃないから。


第五回 12月27日
撮影
今日撮ってつまらない写真でも、明日撮るとおもしろくなることってあるんですよ。持続的に撮ることで面白くなることがあるんです。


第六回 1月10日
焦って撮る
これを撮らなければこの瞬間はなくなってしまうと焦って撮るんですよ。土門拳だって「仏像は走ってる」って言ってるんだから。


第七回 1月17日
タイトル
タイトルが決ると自分の写真が見えてくるんですよ。


第八回 1月24日
—特別講義—


第九回 1月31日
写真
写真に撮ってはじめてわかることってあるんですよ。俺も東京を撮るまで汚いなんて思ってなかったし。写真を見て、意外と下品だな、と。


第十回 2月7日
作品
いつでもどこでも自分の作品をつくる。それが作家なんですよ。クライアントの要請に応えましょ、なんて作家じゃないから。


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