金村修の言葉 2021年2期

第一回 4月12日
写真のリアリティ
写真は現実の複写だから。写真のリアリティは複写に使っているメディアのリアリティ。


第二回 4月19日
プリント
音楽に絶対音感があるようにプリントにもセンスがあるんですよ。俺のトーンはこれ、と決めてその通りにプリントできる人はセンスがある。


第三回 4月26日
写真
(写真の傾向が)分裂してないと面白くない。本来作家は分裂してるものだから。


第四回 5月3日
暗室
撮ったときにはいいもの撮れたと思っても、暗室で見るとがっかりする。それが普通ですよ。


第五回 5月10日
画面構成
構成的な写真ですね。撮るものがなくなってくると構成的になるんですよ。


第六回 5月17日
テキスト
文章も写真のように扱うんですよ。


第七回 5月24日
タイミング
過去のものを出すのは十年くらいたってから。あ、こんなもの撮ってたんだな、ってなって初めて客観的に見られるから。


第八回 5月31日
—特別講義—


第九回 6月7日
影響
影響を受けるっていいことなんですよ。影響を受けないなら、作品を見てたってつまらないじゃない?


第十回 6月14日
意味
どうでもいい写真を撮るって難しいよね。どんな写真でも意味を持っちゃうから。


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