金村修の言葉 2013年3期

第一回 7月15日
構図
計算していれるのと、入っちゃったは違うから。


第二回 7月22日
撮影
慣れないほうがいいんですよ。慣れないためにいかに努力するか。


第三回 7月29日
撮影
見てるっていうより巻き込まれてる感じだから。こんな写真、撮らないでしょう。見てるだけなら。


第四回 8月5日
写真に写っているもの
阪神大震災のとき、俺の写真を見た人に『神戸の写真ですか』って言われたんだよ。『神戸、大変ですねえ』って。


第五回 8月12日
ピントの位置
三メートルでピントが合うところ、二メートルでピントが合うところ。同じところを撮っていても違って見えるんですよ。空間が出るんですよね。


第六回 8月19日
OUT OF CONTROL
これはコントロールしきってないから面白いわけでしょ。ちょっと自分でもどういうふうになるかわからない。自分の持っている美意識が壊れてるものが面白いわけで、コントロールしきれないってことは、自分の外部にあるものを取り込んで行くことなんですよ。


第七回 8月26日
展示
どっちにしても一度やってみたほうがいいよ。ぐちゃぐちゃにやるのは場数を踏まないとできないから。失敗しても意欲的な失敗だから。


第八回 9月2日
写真
やりすぎないと目立たないからね。


第九回 9月9日
北京
北京でパンダを見ると本当にかわいいですよ。パンダ以外は荒廃してるけど。


第十回 9月16日
編集
デザイナーは写真をきれいに並べちゃうんだよ。『I can tell』はぜんぶ自分で選んだんだ。そうするとぐちゃぐちゃになるから。

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