金村修の言葉 2019年1期

第一回 1月7日
「良い」写真
その写真が「良い」「悪い」を判断するのは美学。美学の根拠となるのが政治。最終的には政治に切り込んでいかないと「良い」「悪い」は決められないんですよ。


第二回 1月14日

画面いっぱいにモノが写ってるほうがおもしろいじゃない? 空がなんでつまらないかっていうと粒子しかないから。


第三回 1月21日
個展
個展に作家がいる必要ってそんなにないんですよ。俺がいるのは初日と最終日だけ。


第四回 1月28日
被写体
毎日撮るといいですよ。何でも。同じようなものを撮るようになるかもしれないけど、同じようなものって面白いから。同じようなものでも、なんか撮り方違うなってわかってくるところがいいんですよ。


第五回 2月4日
ピント
俺のピントは無限遠。引けば引くほどうるさくなる。情報量が増えるから。


第六回 2月11日
シャッターを切るとき
写真はこうだって決めて撮るよりも、自分の生理っていうかさ、気持ちよさに忠実じゃないとと続けられないですよ。誰かの真似してもしょうがないしさ。


第七回 2月18日
天気
曇ってるといいこともあるんですよ。全方位から撮れるから。


第八回 2月25日
撮影
「素敵ですね」とか言って撮れば、悪い顔はされないですよ。


第九回 3月4日
動画
映像が自立していないと音楽に負けるんですよ。


第十回 3月11日
編集
知的な人は、あえてどうでもいい写真を入れるんですよ。嫌でしょう、自分が頭がいいってことをひけらかすのは。


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