第一回 4月10日
作品づくり
写真はいいですよね。通勤時間に撮ってるだけで作品になるんだから。作品づくりに専念するとか言って会社辞めたりする人もいますけど、そういう人はだいたい続かないんですよ。写真なんて簡単なんだから。どうして難しく考えるんだろう。
第二回 4月24日
墓
いい写真家は墓を撮るんですよ。ウォーカー・エヴァンスしかり。墓を撮らずして何が写真家か!でも俺は撮ったことないんですけどね。難しいんですよ。
第三回 5月1日
写真の並び
意味としてはつながってこないんだけど、画面でつながる。写真って自由でいいなあ。
第四回 5月8日
写真と感情
感情が先行してる写真ってつまんないじゃないですか。最初から主人公が泣いてる映画なんて。
第五回 5月15日
場所
映画と写真って似てるんですよ。場所が面白ければ面白くなるところとか。
第六回 5月22日
水平
デジタルになって、カメラに水準器が入っているから水平取れてる写真が増えた。でも、きれいに撮ろうとすると構えるし、動きがなくなる。
第七回 5月29日
完成
完成するのは作家が死ぬときだよ。
第八回 6月5日
ドゥルーズ
ドゥルーズが言ってたけど、フレームがあるから現実がある。
第九回 6月12日
システム
思想がシステムを生み出しているんじゃないんだ。システムが思想を生み出しているんだ。
第十回 6月19日
1枚
あんまり1枚にこだわらないことですよ。写真は絵と違って連続性を持っているから。