金村修の言葉 2018年2期

第一回 4月9日
ストリートスナップ
ストリートスナップって革新的な表現なんですよ。何も考えず撮れるから。対象に興味がなくても撮れるから。


第二回 4月16日
デジタルカメラ
デジカメってあんまりファインダー見る気にならない。それがいいところなんですよ。


第三回 4月23日
被写体
自分が撮ってるものを「いい」っていうのは自分しかいないんですよ。


第四回 4月30日
構図
画面に隙間がない方がいいんですよ。空が広すぎる、画面の中の道路の占める割合が大きすぎるとか、気になるんですよね。


第五回 5月7日
カメラ
カメラに慣れないって重要だと思うんだよね。慣れるといいこともあるんだけと。慣れてるカメラと、慣れていないカメラと、交互に使うといいんですよ。


第六回 5月14日
縦と横
縦構図で撮ろうとするときには主題がはっきりしていないと撮りづらい。中平(卓馬)さんはカメラを横に構えてから縦に構え直してた。構図を壊そうとしていたんでしょうね。


第七回 5月21日
構図
ちゃんと撮るところから始めたほうがいい。ちゃんと撮れてから崩さないと、本当には崩せないから。


第八回 5月28日
迷宮入り
ミステリで最初の10ページで犯人がわかったら、残りの190ページどうするのって思うじゃないですか。これは犯人がわからない写真。迷宮入りですよ。だから良いんです。


第九回 6月4日
情緒
ぽつんとしたものを撮ろうと思いついたとしたら、それを裏切るんですよ。ぽつんとしているだけで情緒的になるから。


第十回 6月11日
展示と写真集
展示をやってみれば自分が何をやりたいかわかるよ。写真集だけだと弱い。並べるだけでできるから。

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