金村修の言葉 2016年1期

第一回 1月11日
友だち
友だちがいないっていいことだと思いますよ。つまんない飲み会に行かなくてから。


第二回 1月18日
ゆれる
撮ってるうちから固めちゃうと面白くない。撮っておいて後でセレクトから落とさないと。ゆれてないと面白くない。


第三回 1月25日
対象
「週刊実話」の表紙を毎週撮ったっていいわけよ。毎週変わるから。評論家は違うものを撮れっていうけど、毎回同じものを撮って興奮してるっていうのが写真家だから


第四回 2月1日
スナップ
これ、何かしてる時に撮ってるじゃない? 何かしてる時じゃないほうがいいんですよ。何かしてる時っていうのは誰でも撮るんですよ


第五回 2月8日
悩み
写真は創作上の悩みってないんだよ。システマチックに撮れるわけだから。だからほかの芸術からバカにされるんだけど。


第六回 2月15日
場所
一つの場所で撮ると選ばなくなるからいいなあ。いろんなところで撮ると好きなものばかり撮るから。


第七回 2月22日
好き
写真が好きだと思われたらおしまいじゃない? 写真に対して破壊力を持たないと。


第八回 2月29日
ダム
柴田(敏雄)さんの作品を見た後に実物のダムを見ると、柴田さんの写真に見える。


第九回 3月7日
カタチ
「カタチに実態はない」って般若心経も言ってましたよ。


第十回 3月14日
コラージュ
カメラで撮るとなんでもコラージュになるんですよ。写真はすべてコラージュなんです。

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