金村修の言葉 2015年4期

第一回 10月12日
場所
ずっと同じところ撮っていても、撮るところはまだまだあるんだなあ。


第二回 10月19日
写真と言葉
「これはキリストの血だ」って言うとね。ぜんぜん違って見えるでしょう!


第三回 10月26日
写真ともの
普通にプリントしてほうが荒れて見えるよ。ものの関係性が変なんだから。


第四回 11月2日
カメラ
写真学校に4年間行ったけど、絞りとかシャッタースピードとかよくわかんなかったな。250分の1ならブレないなくらいで。


第五回 11月9日
10年
ドキュメンタリーだったらだいたい10年くらいかかるんじゃないかなあ。2、3年でやめちゃう人が多いから。選ぶは後からできるから。たくさんあったほうが選べるし。


第六回 11月16日
テクニック
上手ければ違うもの撮ってもいいけど。面白くないじゃない? 貧しいテクニックで同じようなものばっかり撮ったほうが作家性が強いから。


第七回 11月23日
コンテスト
写真コンテストに受かるうまさは、現代写真では意味ないしね。


第八回 11月30日
隣の写真
鈴木(清)先生はホームレスの写真の隣にパフォーマンスの横たわる写真を置くんですよ。そうすると意味が変わるんです。


第九回 12月14日
編集
編集って面白いと思う。ゴダールが言ってたけど、モンタージュはつながらないものをつなぐ。


第十回 12月21日
反復
写真のかたまりのなかに、反復するものがあるとわかりやすくなる。

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